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[高校総体関東大会]準決勝|鹿島学園GK青木結菜、二度のPKストップでチームを3年連続の全国に導く!

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

2024年5月26日(日)
第13回関東高等学校女子サッカー大会 準決勝
鹿島学園 2(4PK3)2 前橋育英
得点:[鹿島学園]宿野部夏澄(57分、66分)、[前橋育英]滝口恭子(14分、37分)



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令和6年度 第13回関東高等学校女子サッカー大会は5月26日、市原スポレクパークで準決勝2試合が行われた。鹿島学園(茨城)は前橋育英(群馬)に2点をリードされる苦しい展開となったが、57分にFW宿野部夏澄(2年)、66分にFW田口結菜(1年)が得点。試合を振り出しに戻し、10分ハーフの延長戦に突入する。

延長でも2-2の均衡は崩れず、決着はPK戦に委ねられる。ここで活躍を見せたのが、GK青木結菜(3年)である。

青木は前橋育英(先攻)の1人目を止めて優位に立つ。だが前橋育英GK石原碧(2年)もセーブを見せタイスコアに。すると青木は5人目のシュートを止め、最後はMF藤原かのん(2年)が決めてPK戦に決着をつけた。

「全部止める気持ちで右に飛ぶと決めていました。練習ではあまり止められなくて、あんなに止められると思ってなかった。止められたことにびっくりしています」と、青木は驚きを隠さない。すべて右に飛ぶと決めていたが、3本目と4本目は咄嗟の判断で左に飛ぶなど臨機応変さも見せた。

今シーズン、青木は初めて正GKとしてゴールマウスに立っている。福田はな、高橋侑沙といった先輩たちに比べれば「キックやセービングも上手くない」と言うが、「それでも声でチームを支えるというのを意識している」。最近はキックとキャッチの調子も上がってきているという。

日々の努力の成果もあり、武器にできるプレーも身につけてきた。それがビルドアップ能力の向上である。

「入った頃はビルドアップが苦手でした。でも歴代のキーパー見てきて、教えてもらいながらチャレンジして、最近はうまくできるようになった。晝間先生にも褒められるようになってきた。中学生の頃からクロスの対応が得意で、身長が高い方じゃないんですけど、高い人にも負けないくらいのクロスの対応はずっとできてるから、それも継続しつつビルドアップも自分の武器にして戦ってます」。

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